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高度生物処理法( BBS )実証実験結果報告書. H 終末下水処理場. 実証実験は、年々上昇気味にある窒素除去の改善を図ることを目的として、日最大汚水処理量の 1/2 系列で実施しました。 1 . 菌体数試験結果について 2. 放流水質について ・ T-N の流入、放流水質及び除去率 ( 精密試験結果 ) ・流入窒素濃度が 40mg/l を越えた場合の放流窒素濃度及び除去率 ( 精密試験結果 ) ・放流の T-N 及び水温 ( 精密試験結果 ) ・放流の各態窒素(精密試験結果) 3.DO と放流窒素について ・放流 T-N と MLDO
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高度生物処理法(BBS)実証実験結果報告書 H終末下水処理場 実証実験は、年々上昇気味にある窒素除去の改善を図ることを目的として、日最大汚水処理量の1/2系列で実施しました。 1.菌体数試験結果について 2.放流水質について ・T-Nの流入、放流水質及び除去率(精密試験結果) ・流入窒素濃度が40mg/lを越えた場合の放流窒素濃度及び除去率(精密試験結果) ・放流のT-N及び水温(精密試験結果) ・放流の各態窒素(精密試験結果) 3.DOと放流窒素について ・放流T-NとMLDO 4.脱水ケーキ量及び発生固形物量について ・ 脱水ケーキ量及び含水率(半期毎の比較) H24.11 大成企業(株)
1.菌体数試験結果 (1)バチルス菌数試験結果等 ※バチルス菌の優占化:108~109/ml バチルス化 菌体数については、平成24年8月2日の結果において、一般細菌が5.0*109個/mlに対して、バチルス菌数は、1.0* 109 個/mlとなり優占化に至りました。また、検鏡検査による活性汚泥の状況を見てみますと、フロックの状況が徐々にではありますが、凝集性を増し、処理が良くできている状況となっています。 大成企業(株)
2.放流水質結果等について (1)T-Nの流入、放流水質及び除去率(精密試験結果) BBS導入前: 窒素の放流水質は、流入濃度の上昇に追随して上昇する傾向にありました。 BBS導入後: 流入濃度に関わりなく窒素除去が進み、除去率は、80%前後、窒素の放流濃度は10mg/l前後で推移し安定しています。 大成企業(株)
2.放流水質結果等について (2)流入窒素濃度が40mg/lを越えた場合の放流窒素濃度及び除去率(精密試験結果) 窒素の流入水質が40mg/lを越えた場合の窒素処理の状況を見ると、導入後は、バチルス菌の持つ窒素除去能により、除去率が、80前後となっており、処理能力は安定しています。 一般的に、高度処理施設としてのA2O施設の窒素除去率は75%前後ですから、それと比較しても効率的な高度処理並の処理が出来ております。 大成企業(株)
2.放流水質結果等について (3)放流のT-N及び水温(精密試験結果) 過去2年は、水温の低下(朱円内)とともに活性汚泥の窒素除去能は低下し、放流の窒素濃度は上昇していますが、BBS導入後は水温の低下があっても放流の窒素濃度は上昇することなく大変安定し、10mg/l前後の放流水質となっています。 BBSは、低水温においても処理能力は安定して維持されます。 大成企業(株)
2.放流水質結果等について (4)放流の各態窒素(精密試験結果) BBS導入前の総窒素濃度のアンモニア性窒素の占める比率が高くなっており、未分解の状況にありましたが、実験開始後は、アンモニア性窒素の分解が進んだことにより、総窒素の放流濃度は低下し、10mg/l前後で安定して放流されております。 バチルス菌は、酵素活性が強く、アンモニアを基質として利用する機能に優れていることから安定して削減されていきます。 大成企業(株)
3.DOとの関連について (1)放流T-NとMLDO(精密試験結果) 放流の総窒素濃度は、実証実験開始後は、10mg/l前後で安定して処理されており、十分であるとはいえないDOではありますが、バチルス菌の持つ優れた窒素除去能が発揮されている結果となっております。 大成企業(株)
4.脱水ケーキ量及び固形物量について (1)脱水ケーキ量及び含水率(半期毎の比較) 脱水工程において汚泥の凝集性が向上することによって、脱水ケーキ含水率が低下した結果、脱水ケーキ発生量は減少傾向を示しております。 大成企業(株)
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