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日本型サプライヤーシステム ~ その成功と失敗~. 益子 菅野 田坪 周. はじめに. 問題提起 日本のサプライヤーシステムの利点と欠点を 産業別に検討する 。. サプライヤーシステムとは?. 下請け会社 A 社 B 社 C 社 D 社 部品を生産 親企業 部品を組み立てる. では日本型サプライヤーシステムとは? 特徴. 企業間での長期的な関係 二社の企業間以外の他者の企業には閉鎖的
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日本型サプライヤーシステム~その成功と失敗~日本型サプライヤーシステム~その成功と失敗~ 益子 菅野 田坪 周
はじめに 問題提起 日本のサプライヤーシステムの利点と欠点を 産業別に検討する。
サプライヤーシステムとは? 下請け会社 A 社 B社 C社 D社 部品を生産 親企業 部品を組み立てる
では日本型サプライヤーシステムとは?特徴 では日本型サプライヤーシステムとは?特徴 • 企業間での長期的な関係 • 二社の企業間以外の他者の企業には閉鎖的 • メーカーを中心に成り立っている
日本型サプライヤーシステムの成功例と失敗例日本型サプライヤーシステムの成功例と失敗例 成功 自動車産業 ① 産業集積地域 失敗 近年の電気機器産業 ① 自前主義 ② 業界内同質競争戦略
自動車産業のトヨタの成功例 サプライヤー・システム強化の利点 →部品コスト・技術のブラックボックス化の弊害 →競争の圧倒的低下 トヨタ→デンソー、豊田自動織機などトヨタ系列に役員派遣 →人的な系列強化 企業数の増大!
企業数増大から為せたこと 企業数増大 子会社をトヨタ本社近くに集積(産業集積地域) 輸送費、原材料購入費の節約、人的資源の調達の容易さ 競争力の強化
電器産業の変化 なぜ成功から失敗にかわったか
かつて成功していた理由 1)自前主義の採用 ・すべての部品を自社で製造、組み立て ↓ ・その企業のノウハウなどを独占 ↓ ・優位な競争ポジションをとれた 2)業界内同質競争戦略 ・他社と同じ戦略 ↓ ・国内でも競争激化 ↓ ・世界で渡り合える競走力
電気機器産業の失敗理由 • 事業数、設備投資、研究費用の増加 ・サプライヤーシステムでつながっていた下請け会社が、技術革新により部品の需要がなくなり投資が無駄になる。 また、新たな部品調達のために下請け会社を増やさなければならないため、投資が増えてしまう。 2. 他社の性能との差別化問題
まとめなぜ成功する産業と失敗する産業が生まれたのかまとめなぜ成功する産業と失敗する産業が生まれたのか 作る製品が何十年も同じなら産業集積や、サプライヤーシステムを使いコストを削減することができる。 しかし、技術革新が早く、作る製品の対象が変わりやすい電気産業ではサプライヤーシステムを用いると子会社が複雑化するため投資が膨大になり、またその子会社化した企業が何十年も必要かはわからず投資を回収できるかわからない。 そのため、部品が一定の自動車産業では日本型サプライヤーシステムは有効であったが、電気機器産業は投資対象が多く有効ではなかった。