320 likes | 508 Views
(東京証券取引所市場第二部) 証券コード 7775. 決算説明会 42 期( 2010 年 3 月期). 大研医器株式会社 2010 年 6 月 1 日 代表取締役社長 山田 圭一 常務取締役管理本部長 大浜 正彦 管理本部財務経理統括マネジャー 平井 靖人. 目 次. Ⅰ. 事業概要 Ⅱ.2010 年 3 月期 決算概要 Ⅲ.2011 年 3 月期 業績見通し・成長戦略. I . 事業 概要.
E N D
(東京証券取引所市場第二部) 証券コード 7775 決算説明会 42期(2010年3月期) 大研医器株式会社 2010年6月1日 代表取締役社長 山田 圭一 常務取締役管理本部長 大浜 正彦 管理本部財務経理統括マネジャー 平井 靖人
目 次 Ⅰ.事業概要 Ⅱ.2010年3月期 決算概要 Ⅲ.2011年3月期 業績見通し・成長戦略
I. 事業概要 「クーデック」とは、「クーデター・バイ・テクノロジー」という意味の造語で、当社が展開する商品の統一ブランドです。独創的な技術で医療に革命をもたらしたいという、当社の想いが込められています。
会社概要 社 名 大研医器株式会社 所在地 大阪市中央区道修町3丁目6番1号 代表者 代表取締役会長 山田 満 • 代表取締役社長 山田 圭一 設 立 1968年11月 資本金 495百万円(2010年3月末) 従業員数 117名(2010年3月末) 事業種目 医療用機械器具製造販売 売上高 57億3,936万円(2010年3月期) 経常利益 8億1,913万円(2010年3月期) 3
事業の特徴と方向性 • 当社は大学病院等の最先端医療現場のニーズから、特許性のある画期的な製品を開発する研究開発型の医療機器メーカーである。 • 大手病院に対して直接営業を行い、医療現場と太いパイプでつながっている。 • 採算性の高いディスポーザブル製品を主軸としており、既存ユーザーからの安定的な需要を確保している。 • 今後、当社が得意とする麻酔科領域と連携している外科、救命救急等へ対象医科領域を拡大し、製品開発を進めていく。 • 国内の約10倍の市場規模を有する海外への展開を積極的に推進していく。 特徴 方向性 医療現場第一主義の研究開発型医療機器メーカー 4
沿 革 売上高の推移 (百万円) 2009年度 5,739 1968年 医療機器販売会社として創業 1990年 本格的なメーカーとして始動 ■2007年 大阪市中央区道修町に本社機能を移転。 気管挿管サポート機器「ビデオラリンゴスコープポータブル」を開発・発売。 ■1990年 医療用吸引器「フィットフィックス」を開発・発売。 ■1995年 病院向け消毒・除菌マット「ウエットマット」を開発・発売。 ■1997年 携帯型ディスポーザブル持続注入器 「シリンジェクター」を開発・発売。 ■1999年 新社屋(現・商品開発研究所)完成、操業開始。 ■2002年 硬膜外麻酔キット製品「硬膜外カテーテルキット」、小型・軽量薬液注入ポンプ「シリンジポンプ」、大容量携帯型ディスポーザブル持続注入器「バルーンジェクター」、分離肺換気用チューブ「気管支ブロッカーチューブ」をそれぞれ開発・発売。 ■2003年 「シリンジポンプ」が日本産業デザイン振興会のグッドデザイン賞を受賞(商品デザイン部門)。 携帯型ディスポーザブル持続注入器「シリンジェクターPCAセット」を開発・発売。 ■2004年 全事業所で品質システムの国際規格「ISO9001」、医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格「ISO13485」の認証を取得。 医療用吸引器の壁掛けタイプ「キューインポット」を開発・発売。 横型輸液システム「輸液ポンプ」を開発・発売。 ■2005年 岡山TLOと、岡山大学が持つ「脳冷却装置」などの技術につき技術移転契約を締結。 「フィットフィックス」の開発・育成が認められ文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞。 ■2009年 東京証券取引所市場第二部に上場 保温性を高めた不織布オイフ「ブレスウォーム」を開発・発売 短期的使用口腔咽頭気管内チューブ「クリアラリンゲルマスク」を開発・発売。 3,000 1,000 2003年 2004年 1990年 1997年 2009年 5
事業セグメント(2010.03期) <フィットフィックス関連> <手洗い装置関連> 無菌水で手を洗う装置 右は手を拭くワイペル フィットフィックス 医療用吸引器、血液凝固剤が既に入っている密封容器、血液の漏出が無く安全に廃棄 (4.7%) 単位:百万円 (12.2%) <電動ポンプ関連> 電動式ポンプ、何台もまとめられるコンパクトな装置 (2.0%) (27.2%) (53.9%) <シリンジェクター関連> QinPot 05.3期に投入された新製品 病棟における廃液処理に便利 流量制御のためのスパイラル細管と真空を利用して一定の薬液投与を確保 ディスポーザブル製品が主軸 6
主要製品概要 ~フィットフィックス関連(吸引器)主要製品概要 ~フィットフィックス関連(吸引器) ガラス瓶 特許第2905327号 特許第2609810号 特願2005-506948 院内感染の脅威 フィットフィックス関連売上推移 手術中に出る血液・体液等の廃液を吸引し、密閉容器内で凝固する凝固剤一体型吸引器。 血液暴露による感染症を防止し、看護師の負担を大幅に軽減できる。 (単位:百万円) (単位:百万円) (+12.5%) (+12.5%) (+13.9%) ガラス瓶からの 置換えで 約40億円の市場を 創出 (+17.6%) ホスピーラ 11.0% (+20.8%) (+14.3%) 小池メディカル 13.7% 当社 57.7% ケアフュージョン 15.0% 国内シェア(2008年度) 出典:矢野経済研究所 「2009年版 汎用品市場の将来展望」 7
主要製品概要 ~シリンジェクター関連(持続注入器)主要製品概要 ~シリンジェクター関連(持続注入器) バルーン式 スプリング式 特許第3495045号 特許第3566053号 特許第3524452号 流量が不安定 大気圧式、流量が一定 シリンジェクター関連売上推移 麻酔剤、鎮痛剤等を持続的に一定の流量で投与するために使用する製品。 特許技術の大気圧式による注入器「シリンジェクター」は、流量の安定性が高く、効果的な医薬品投与を可能にする。 (単位:百万円) (単位:百万円) (+15.3%) (+27.0%) (+15.0%) (+17.0%) テルモ 3.4% 医療の質を高める 製品を開発 後発ながら トップランナーを凌駕 (+18.5%) ディブ 8.1% (+30.6%) ニプロ 10.8% バクスター 42.0% 当社 34.1% 国内シェア(2008年度) 出典:矢野経済研究所 「2009年版 汎用品市場の将来展望」 8
❏業績の推移 (単位:百万円) ※上記の予想値は、2009年10月30日に修正発表を行った業績予想値であります。 ※2009年3月期は、東証2部株式上場に関する費用を計上しております。
❏ 2010年3月期売上・利益状況 売上高(単位:百万円) 経常利益(単位:百万円) 当期純利益(単位:百万円) +10.8% +12.4% +10.1% +28.8% 5,739 +28.5% +31.9% 5,181 +15.7% 4,608 819 +16.4% +33.9% 635 487 494 369 317 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期
❏売上構成(セグメント別)の推移 キューインポット・PCAセットが牽引 (単位:百万円) 12 12
≪フィットフィックス関連≫ 【売上高】 【キューインポット(ライナーのみ) 売上数量】 (単位:百万円) (単位:ケース) キューインポット +21.7% +12.5% フィットフィックス +27.8% +12.5% 507 +47.0% +13.9% 409 19,224 332 15,799 2,585 2,341 2,113 12,366 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期
≪シリンジェクター関連≫ 【売上高】 【PCA付きシリンジェクター関連売上数量】 (単位:百万円) (単位:ケース) PCA無し +24.3% +15.3% PCA付き +27.0% +50.6% 550 +15.0% 532 +33.5% 25,274 515 20,333 1,008 13,497 819 548 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期
❏ 2010年3月期決算のポイント(経常利益差異分析) (単位:百万円) 社員数110人→117人 2010年3月期 販売システムの稼働等 上場維持費用の計上、売上増に伴う倉庫保管料の増加等 テレビコマーシャル等 その他 新型フィットフィックス、新型キューインポットの販促費用増加 売上増に伴う運賃増加 前期のみ発生、当期無し 脳保護装置、新型PCA等 借入金圧縮 2009年3月期
❏財政状態(貸借対照表主要科目) (単位:百万円)
❏ 2011年3月期業績と配当の見通し 2011年3月期も増収増益見通し 18 18
❏2011年3月期商品群別売上見通し キューインポット・PCAセットが引き続き好調に推移 19 19
医療保険改訂について 特定保険医療材料における償還価格 2008/09年度償還価格 2010年度償還価格 (018 携帯型ディスポーザブルPCA用装置)+ (019 携帯型ディスポーザブル注入ポンプ 一般型) 5,050円 4,800円 約5%ダウン (019 携帯型ディスポーザブル注入ポンプ 一体型) 3,480円 2,650円 2008年度販売数量シェア 約24%ダウン シェアの出展:2009年版汎用品市場の将来展望(矢野経済研究所)
❏ROE10%以上を維持 自己資本比率 ROE 55.3% 51.2% 47.5% 33.3% 16.3% 14.0% 13.7% 13.5% 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期 2011年 3月期(見通し)
研究開発費 研究開発費比率(対売上高)は毎年6%~8%内外で推移 • 2010年3月期は、脳保護装置・新型PCAに重点投資 • 2011年3月期は、新型PCAの年度内薬事承認に向け展開 研究開発費の推移(単位:百万円) 2007年 3月期 2008年 3月期 2009年 3月期 2010年 3月期 2011年 3月期(見通し) 22
市場規模(国内) 国内医療機器市場の推移(出荷数ベース) 国内医療費の推移 (単位:億円) (単位:兆円) • 平均寿命の伸長 • 日本国民の高齢化 に伴う患者数の増大 56 出典) 厚生労働省 2008年度医療費の動向厚生労働省 2006年社会保障の給付と負担の見直し 出典) 厚生労働省 2008年薬事工業生産動態統計 高齢化に伴う患者数増大でマーケットは拡大が見込まれる
市場規模(国内:分類別) 医療機器大分類別市場の推移(出荷数ベース) (単位:億円) 出典) 厚生労働省 2008年薬事工業生産動態統計 治療用機器 検査用機器 当社の主戦場である治療用機器市場は、圧倒的に輸入超過である。
市場規模(海外) 世界の医療機器マーケット (US million) 世界市場は日本の約10倍 年間成長率は6.5% 出典) 厚生労働省 2008年新医療機器・医療技術産業ビジョン 25
今後の成長戦略 ①既存製品 ②新製品 製 品 現存市場の強化・拡大 医科領域拡大 現存市場での競争力を高め、周辺市場を取り込む <具体例> ・QinPot ・・・病棟市場のディスポ化 ・シリンジェクター ・・・新型PCA装置 ・シリンジェクター ・・・薬液のプレフィルド化(研究段階) これまでに確立した麻酔科との信頼関係を手がかりに外科、救命救急等への連携医科領域を拡大する <具体例> ・脳保護装置(研究段階) ・首都圏にて外科専門マーケティング部隊設置 市 場 ③ 海外展開 海外市場 海外生産 代理店を通じて海外展開を積極推進 <具体例> ・すでに40ヶ国以上、49の代理店と契約済 品質維持を大前提として、アジア等での生産を推進 コストダウンを図る。 ・新型フィットフィックス ・・・2009/11より海外生産開始 ・新型QinPot ・・・2009/10より海外生産開始 26
フィットフィックス関連 〜病棟にも安全と簡便を 手術室における吸引器トップシェアのフィットフィックスに続き、 病棟専用に開発されたキューインポットが、新たに40億円の市場を創出。 国内市場シェア(2008年度) 当社 22.3億円 新たに 創出された 病棟市場 他 ホスピーラ 当社 22.3億円 市場規模 79億円 小池 メディカル 40億円 ※ 市場規模 39億円 ケアフュージョン 出典:矢野経済研究所「2009年版 汎用品市場の将来展望」 ※当社病院実績情報より算出 手術室ではフィットフィックスがトップシェア 病棟においてもキューインポットがトップシェアを目指す 27
シリンジェクター関連 〜新型PCAの開発(IV麻酔にも対応)シリンジェクター関連 〜新型PCAの開発(IV麻酔にも対応) <新型PCAの特徴:世界初の機能> ①リザーバが満充填状態でボーラス可能 →『空打ち機能有り』 ②リザーバーの薬はポンプ圧で注入 →『ボタンが軽い。押し続けなし』 ③カウンタ機能(記録) →『いつ、何回PCAボタンを押したか』 従来のPCA装置 新型PCAのイメージ図 新型PCAカウンタリーダーのイメージ図 新型PCAの発売により、広く当社PCAへ置き換える。
シリンジェクター関連 〜新型PCAの開発(IV麻酔にも対応)シリンジェクター関連 〜新型PCAの開発(IV麻酔にも対応) インフューザー市場規模(数量) (単位 千個) 2,177 2,071 1,988 化学療法 競合他社の薬剤区分別構成比 1,885 1,762 (全体シェア及び薬剤区分比率ともに数量ベース) 1,504 疼痛緩和療法 (出典) 矢野経済研究所「2009年版 汎用品市場の将来展望」を元に、当社分比率のみ当社にて算出 (出典)08年度データ:矢野経済研究所「2009年版 汎用品市場の将来展望」 09~13年度予測データ:08年度データを元に当社にて算出 当社が進出していない化学療法領域への進出を目指す。
脳保護装置 ~ 救命救急領域の研究開発 研究の目的 • ・ 救急救命士導入により、心肺停止状態で搬送される患者数は年々増加し年間11.4万人 • にのぼります。また、近年のAEDの本格的普及にみられる様に、医療機器の充実により、 • 1カ月後生存率も6%(2001年、消防白書)から徐々に改善されてきましたが、心肺停止中 • 脳が障害されるため、頭打ち傾向にあり、10.2%(2008年、同)にとどまっております。 • ・ 脳保護装置は、咽頭冷却により蘇生時から安全かつ急速に脳温を低下させ、脳の損傷 • を防ぐ事により蘇生率を向上させる事をめざしています。 研究の状況 (RCT結果) • ・ 厚生労働省より助成金を得て、岡山大学の協力の元、RCT多施設臨床研究を行い、 • 脳温の低下効果を確認し、成功裡に終了しました。(2009年6月~2010年3月実施) • [ 結果 ] a) 参加施設数:全国13医療機関 • b) 症例数 :全70症例 • c) PrimaryEndpoint達成 • d) 温度低下有意差:既存療法と比して有意差有り ( 予定より少ない 症例で達成 ) 製品化状況 • ・ 現在、「病院内」にて使用する機器(写真)を製品化すべく、 • 申請に向けた各種作業を開始しております。承認取得後、 • 全国の救急救命センター(210施設)を手始めに、市場への投入をめざします。 • ・上記に加えて、より早い段階にて脳温を低下させ、脳の損傷防止に大きく寄与する事を • 目指して、より小型の「救急用」装置を開発する事も検討いたしております。
商品開発研究所(大阪府和泉市) 本資料及びIRに関するお問合せ先 大研医器株式会社 管理本部 財務・経理グループ TEL06-6231-9917 URLhttp://www.daiken-iki.co.jp/ir/ 本資料における将来の予想等に関する各数値、戦略等は、現時点で入手可能な情報に基づく弊社の判断や仮定によるものであり、リスクおよび不確実性が含まれております。実際の業績等は、様々な要因により予想とは異なる結果となる可能性があります。